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アマゾン(AMZN)の株価・見通し・決算情報

kobayashi

今回の記事では、アマゾン(Amazon)を解説します。
アマゾンは「なんでもそろうネット通販企業」のイメージが強いですが、クラウドサービスのAWS、スマートスピーカーのアレクサなど、会社や生活の中に自然と入り込んでいる企業です。
成長分野に強いため、長期的に注目していきたい企業です。

管理人
管理人
アマゾンのサービス
アマゾンのサービス

Amazon.co.jp
…オンライン通販サイト
Amazon Prime
…有料会員サービス
Prime Video
…映画やドラマ、アニメ等の動画配信
AWS(Amazon Web Services)
…クラウドサービス
Kindle
…電子書籍サービス

アマゾンは、積極的に買収を繰り返していて、トータルの買収件数は100件を超えています。買収したサービスをキチンと育て上げるのが上手い企業といえます。

2008年…Audible(オーディブル)を約3億ドルで買収
2012年…Kiva Systems(倉庫自動化ロボット)を約7.8億ドルで買収
2014年…Twitch(ゲーム配信プラットフォーム)を約9.7億ドルで買収
2017年…Whole Foods Market(高級食品スーパー)を約137億ドルで買収
2021年…MGM Studios(映画会社)を約84.5億ドルで買収

アマゾンの強み

アマゾンの強みをまとめてみました。
①お客さんが離れにくい仕組み
…Amazonプライムを軸に便利すぎるサービス
②AWS等で安定した収益
…クラウドで世界トップシェアを保持、高い収益を計上
③真似できない圧倒的な投資力
…世界最大の物流インフラをもっている

管理人
管理人

アマゾンには、大きく3つの強みがあります。

まず1つ目は、『顧客が離れないエコシステムを作り上げたこと』です。
アマゾンはAmazonプライムを軸に、買い物、動画配信、電子書籍、配送得点など、生活のさまざまな場面で使えるサービスを提供しています。
そのため、一度プライムに加入すると、他のサービスに乗り換えると不便になることもあり、顧客が長期的に利用してくれています。

2つ目は、『AWSで安定した収益を稼いでいること』です。
アマゾンは、クラウドサービスのAWS(Amazon Web Services)で世界トップシェアをもっています。AWSは企業がアプリやシステムを動かすための「ネット上のインフラ」を提供しており、幅広い企業が利用しています。AWSの利益率は、ネット通販よりもはるかに高い利益率を計上しており、AWSの利益はアマゾン全体を支えています。

3つ目は、『真似できない圧倒的な投資力』です。
アマゾンは、莫大な金と時間をかけ、倉庫、配送センター、トラック、配達員ネットワークを整え、世界最大級の物流インフラを構築しました。
その結果、即日・翌日配送という圧倒的なスピード、豊富な在庫、配送の正確さを実現できています。
この規模の物流網は、莫大な投資と時間が必要なため、他社は簡単に追いつけません。
これがアマゾンの長期的な競争優位性を支えています。

アマゾンの売上高分析

アマゾンの売上高推移

製品売上高とサービス売上高

事業別売上高

地域別売上高

アマゾンの純利益分析

サービス別純利益

アマゾンの歴史

アマゾンの歴史を解説します。
オンライン書店として創業したアマゾンは、通販の枠を超え、クラウド・AI・物流を武器に世界最大級の企業へと成長しました。

管理人
管理人

創業期・オンライン書店として出発

1994年、ジェフ・ベゾスはアメリカ・シアトルで、一つの大胆な賭けに出ました。急速に広がり始めていた「インターネット」が、いずれ世界を変える——その可能性をいち早く信じたのです。

当時のインターネットは、まだ一部の人だけが使う新しい技術。今のようにクリック一つで買い物ができる時代ではなく、「ネットでモノを売る」という考えは、ほとんど誰も思いついていませんでした。まさに時代の先を読む一手でした。

ベゾスが最初に選んだ商品は「本」。なぜ本だったのでしょうか?
その理由は実に合理的で、本はタイトル数が圧倒的に多く、物理的に小さく、世界中どこへでも送ることができたからです。しかも、本を求める人は常に新しい情報を探している——つまりインターネット利用と相性が良かったのです。

こうしてアマゾンは、世界最大級のオンライン書店として静かに産声を上げました。
しかし、その小さな一歩が、後に世界の買い物の常識をひっくり返す大きな革命へとつながっていくのです。

拡大期・通販の枠を超える

やがてアマゾンは、本だけでは満足しません。
CD、家電、衣類、日用品——「あるなら売ろう、売れるならもっと増やそう」とばかりに、扱う商品を次々に拡大していきました。

2000年代に入る頃には、アマゾンはもはや「本屋さん」ではありません。
「Amazonで買えないものはない」と言われるほど、巨大なオンラインショッピングの拠点へと成長していたのです。

さらにアマゾンは、“モノが届くまでの仕組みそのもの” に手を伸ばします。
全国・世界各地に巨大な物流拠点を独自に整備し、倉庫の管理から配送までを自社でコントロール。
その結果、「早くて、安くて、ちゃんと届く」が当たり前になる、圧倒的なサービス網を築き上げました。

2005年:Amazonプライム開始
配送料を気にせず買い物できるようになり、Amazonは“たまに使うサイト”から“日常生活の一部”へ。
2007年:Kindle発売
紙の本を電子で読む時代を切り開き、読書のスタイルそのものを変えました。
2014年:Alexa登場
「声で家電を操作する未来」を現実のものにし、スマートホームの象徴的存在に。

転換期・AWSにより世界のIT基盤企業

特に大きな転機となったのが 2006年に始まったクラウドサービス「AWS」 です。
これは企業のサーバーやデータ処理をインターネット上で提供するサービスで、
現在では 世界中の会社・サービス・アプリがAWSの上で動いている と言っても過言ではありません。
AWSの成功によって、アマゾンは「小売の会社」から
世界のITインフラを握るハイテク企業 へと立場を変えました。

現在・クラウド、AI、物流を武器に成長

現在のアマゾンは、もはやEC企業ではありません。
「クラウド・広告・物流・サブスク」を統合した巨大なインフラ企業となっています。
下記の収益構造をみると、死角がないように思えます。

Eコマース…利益率は低いが、顧客接点をつくり、集客
マーケットプレイス・広告…出品者からの手数料・検索広告で高い利益を計上
プライム会員…顧客を囲い込み、競争優位を固定化
AWS…クラウド市場でトップシェア、高い利益率を計上
物流…低いコストと他社が簡単に真似できない参入障壁で絶対的な地位

アマゾンの決算

2024年度通期決算

売上高

当期純利益

営業利益率

EPS(1株あたりの利益)

BPS(1株あたりの純資産)

営業キャッシュフロー

フリーキャッシュフロー

1株あたりの配当

配当性向

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